レイトショーの独り言 その89

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フォーリナー 復讐者

GWはコナン、シンちゃん、
ドラえもんで一杯で、
アイアンマンもヒーローが
増えすぎてからはあんまり観てないし、
なんかええのないかいな?と
思案していたら
ありましたよ、
我らがジャッキーチェン!
この40年、つまみ食い程度に
10年に一度ペースで観てます。
中9年て川崎(元中日)も
ビックリの登板数やな。
実はコナン君も9年ぶりに鑑賞。
元々、一番下の息子と嫁さんが
ずーっと行っていたようですが、
親離れというか、
昨年、同行を拒否された模様で
嫁さんの今年は絶対行く!
との決意のもと
私が生贄になりました。
年々、観客動員数が上向きで
今年は興収100億か!?
と言われており、
評判も上々・・なんですが、
今一つやったなあ。
だいたい、活躍の場所が
マレーシアって説得力ないし、
サブキャラが悟空みたいに
なるのもなんだかな?やし、
やはり、ここはジャッキーの
リアルアクションでしょう!
(2017年作というのが
 気になりますが)

オープニングの主人公
60歳のくせに、
20歳ぐらいの娘がいます。
あー、月日は残酷ですね。
ジャッキーの顔つきなんぞ、
今から悪人を片っ端から成敗する
雰囲気皆無。
そりゃ、ワタシも顔の張りが
重力に負けつつありますよ。
でも、こんだけくたびれたら
アカンでしょ。
しかし、このジジイ顔は敵キャラの
ピアース・ブロスナンを
油断させるに充分で、
あんなジジイは捨てておけい
(by藤堂兵衛)と指示したさなかに
事務所ごと吹っ飛ばされる描写が続き、
最後は、わかった!言う言う!
だから殺さないでくれ!
だけど本当に知らんねん!
と命乞いをするブロスナンには
お前、MI6におってんやろ、
意地みせや!と
喝を入れたくなります。
(ブロスナン、ヘタレ演技サイコー)

話の筋は、テロの巻き添えを喰った
娘のかたきに、テロリストを追い込む
というジャッキーの物語なんですが
最近では、
ブルース・ウイルスのデスウイッシュ、
古くはシュワちゃんのサボタージュ、
もうちょい昔のメル・ギブソンの
復讐捜査線、
と同じ毛色と思いきや
先の3本は、相手も言語道断の
奴らなので、最後は喝采もんでしたが
本作は果たしてブロスナンが
悪いのかといえば違うし、
ジャッキーのあまりのある意味、
鬼畜的な嫌がらせには、
感情移入も出来なかったし、
でも、現実には娘、殺されたら
いい人ぶってはおられない、
こんなもんだろうと、
変なリアリティは理解できたし、
しかし、
お前、広いアイルランドで
ターゲット見つけるって、
どんだけ諜報能力に長けてるねん?
ただの中華料理屋のくせに、と
ツッこむところも散見しますが。
(実は米国の特殊部隊出身!
 ほんまかいな)

なんといっても監督は
007カジノ・ロワイヤルの
マーティンキャンベル。
結局、コイツが悪役かよ、
と二転三転する流れもクドクなく、
普通に意外性を楽しめました。
(そういやコナン君の終盤もおんなじような
 流れでしたがストーリーについていけず
 全然面白くなかった。
 どこが違うんでしょうねえ)
特に、晴天のロンドンど真ん中の陸橋で、
バス爆破は引きの映像が、
ドンピシャでハマりまして、
田舎のアクションシーンと
相なす形となりました。

結論は、あまり期待していなかった分
拾い物感覚で充分おもしろかったです!
あー、そうそう、
エンディングに中国語の主題歌が流れます。
Mr Boo以来やね。
(Mr.Boo、知ってまっか?)

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