レイトショーの独り言 その82

止められるか俺たちを

カメラは長回ししているので
止められないけど
俺たちも止められるのか?
時は1969年頃
ワタシはまだ小学校2年生
知っているのは
ウルトラマン、ウルトラセブン
サンダーバード。
ゴジラにも全くうつつを
抜かしておらず
ですから安保闘争なんて何それ?
大人たちや既存の権威に
逆らっていた時代(だそう)。

そんな中ヤクザ屋さん上がりの
若松孝二映画監督を
実在の女性助監督(ほぼピンク映画)の
吉積めぐみさんの目線から、
その最高に熱かった時代を
描く映画が公開。
一番気になる女優・門脇麦ちゃんが主演!
ハコもメジャーなところでは
どこもやってません。
ようやく京都シネマで上映ということで
いざ参上!

若松孝二って
名前は知っているけど
監督映画なんてほとんど
見てません。
唯一ロックンローラー内田裕也主演の
「水のないプール」のみ。
この時代って洋画でも邦画でも
既存価値をぶち壊す作家が
多く排出されたタームであり
エンディングも投げっぱなし、
で主人公どうなんの?
後はお前らで考えろ!
という設定が多かったのね。

この人もレビューの
受け売りでは
映画を通じて自分の怒りを
世の中に解き放つ!をポリシーとし
しかし金にならず
仕方なくスタッフも葛藤する中、
低予算映画を作り続け
が、ピンク映画と見せかけて、
政治的メッセージの強い作品
これに
「映画だから何をやってもいいんだよ」
をスパイスとし当時の若者を
熱狂させた。
今ではなくなりつつ
映画に対する熱い想い。
そりゃこれだけの世の中の不満を
前面に押し出すエネルギー
はとてつもなく大きく
最後は自滅する映画の結末しか
なかったのかなと。

現在はテレビでも映画でも
コンプラ!じんけ~ん、
へーわ、さべつー 
パワハラ、セクハラ
の枠組みで作るため
映画だからこそできるはずなのに、
自由がなくなりつつある。
見終わっても
あれ、この話って
どんなんやったっけ?
って印象に残っている話も少なく
今の子たちって
歌でも小説でも映画でも
生き様を問われる、
人生観が変わる
という強烈なインパクトを
与えられるツールと
出会わないような
気がします。

それはともかく
若松孝二を井浦新が演じているので
ちょっとカッコよすぎなところ
だけがマイナスで
あ、それと麦ちゃんも
演じた方よりは綺麗すぎる。
その映画の主人公、吉積めぐみさんは
事故死か自殺かわからない
死に方をしてしまいます。
助監督から(ショートムービーだが)
監督に昇進し、これから恩師若松孝二と
正面切って争う、
刃を突きつける覚悟を示す場面から
唐突に睡眠薬をガバガバ飲み干します。
吉積めぐみさんには感情移入しませんが
麦ちゃんには
なんで死んじゃうんだよ~!と
切なくなってしまいました。

あの時代の空気を感じたいなら
あの時代に戻りたいと思うなら
是非見てみるべき映画です。
たいそう面白かったです。

それにしても麦ちゃん
タバコの戯れ方上手やね。

広告

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Google+ フォト

Google+ アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

%s と連携中