レイトショーの独り言 その67

オリエント急行殺人事件

リメイクものは皆様初見が
一番印象に残るはずで
ワタシも映画的には
1974年のシドニー・ルメット版の方が
完成度が高いという評価です。
(ほぼ適当)

そりゃ、
結末はわかっているわ、
演出はわかってるわ、で
それを乗り越えるには
相当ハードルを上げる必要が
あるわけで、インパクトが少なかった
ってことですかね。
CGも相変わらず絵みたいに軽いし。

ま、一部舞台を列車の外で展開したり
(ポワロが車両の上を歩く!)
真相を語る場面は容疑者全員を
トンネル前で一列に並ばせ横長の
描写で表現したり(ここは最後の晩餐
をイメージして撮ったらしいですが、
日本人にキリスト教的な
意味合いを理解せよ、といっても
無理無理)
列車内のみの狭い演出とは
異なるアプローチに工夫は見えましたが。

あと、美術が良かったですね。
フイルムよりも当然最近の撮影媒体の方が
クッキリ見えるはずですが
本当に列車内にいるような感覚でした。
(乗ったことないけどね。)

あと女優陣で申しますと
1974年版はジャクリーン・ビゼットが
出演している分軍配が上がりました。
ペネロペ・クルスも全盛期が
2000年前後だったのでかなり老けた感じ。

ポワロ役はピーター・ユスチノスが
ピカイチと思っているので
この点は引き分け。

内容はネタバレになるので控えますが
(みんな犯人知ってるちゅーねん)
ひとつだけ
1974年版では
ショーン・コネリーがしつこく
12人の陪審員によって
被害者は裁かれた、
とポワロに絡んでいたので
理解できたんですが
今回はその流れはなかったみたい。
また1974年版は関係者は12人
プラス車掌だったのに刺し傷が12しかなく
(今回は刺し傷の数もそんなに
強調していなかった)
ビデオを見返してみると外交官夫人は
旦那と一緒に事を行っていました。
なので刺し傷は12で正解なんですね。
本作で誰が刺殺したかは、
もう一度DVDでも買って見直してみよ。

もう一つ
殺人の共犯というのはワタシ的に
あまりリアリティがないのです。
だって絶対ワタシなら
「ゴメンナサイ、
ワタシが悪うございました」
ってすぐゲロっちゃいます。
なのにこんだけ多くの人が関係してるのに
真相を隠すのは結構難しい。
もっともポワロが乗り込んできたのは
犯人にとって計算外でしょうが。

さて、もともとロンドンの殺人事件調査に
オリエント急行に乗り込んだ
ポワロですが
真相にたどり着いたあと、
犯人に向かって、
あとはお前らで考えよ、と
列車を降りてしまいます。
ロンドンの調査に間に合うのか?
と思っていたら
エジプトで事件発生、
すぐ来てください!
よっしゃ!わかった。
と警察の車に乗り込むポワロ。
おーい、ロンドンの事件は
どうすんねん?!

という事で、探偵ものでは
一番好きな「ナイル殺人事件」(1977)
のリメイクを待ってます。

広告

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Google+ フォト

Google+ アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

w

%s と連携中