半世紀以上生きていて、
生まれて初めて救急搬送されてしまった。
ま、結論は「尿管結石」だったので、
生活には全く支障はなくホッとしている。
明け方に、あれ?腰が痛いかな?と感じ、
とりあえずトイレを済ませて、
まだ起きるには早すぎるのでベッドへと
歩き出した瞬間、
腰の周りから下腹部にかけて
激痛が駆け抜けた!
「イテテテテ!なんじゃこりゃ?」
医療ドラマを数々見ているので、
いろんな病名が頭に思い浮かぶ。
盲腸?
いや、そんな感じじゃない。。。
ぎっくり腰?
いや、この激痛は違うやろ。。。
動脈瘤破裂?
死んでるわ!。。。
なんて考えていたのだが、
痛みがどんどん増し、
ついには立てなくなってしまい、
この痛みと、明け方ということもあって、
救急車を呼んだ。
数分後、救急隊員の到着、
やはり、百戦錬磨の救急隊員の方々は、
2.3の質問だけで、
「たぶん尿管結石かな・・・」と判断、
こういう緊急性の無い症状の時は、
救急車を動かすこともなく、
のんびりと搬送先病院を探す。
その間、特に何もされることなく、
ずーーっと「痛い!」
ようやく搬送先に到着するも、
こういう緊急性の無い症状の時は、
だいたい処置室にほったらかしにされる。
そして、その間、特に何もされることなく、
ずーーっと「痛い!」
よーーくわかった!
救命病棟24時の進藤先生(江口洋介)や、
医龍の朝田先生(坂口憲二)や、
麻酔科医の荒瀬先生(阿部サダオ)、
ドクターXの大門女医(米倉涼子)や、
ましてや、コードブルーの
白石先生(ガッキー)なんて、
現実にはいないのだ!
そこには、ただ、
「めっちゃ痛いでしょ」と
ニコニコ笑いながら、
痛み止めの座薬を押し込む看護師さん。
それが現実と思い知らされた
夜明けだった。
ま、病気の三大激痛の一つと言われる
「尿管結石」ではあるが、
もし、あなたがそんな感じの症状で
救急車を呼ぶ羽目になったら、
まずは嘘でも苦しみもがき倒して、
「イタイイタイイタイ!」と
喚くことをお勧めする。